昔は仲が良かった母親と今はもめてケンカばかりしている 【相談事例】

親との関係について相談をさせてください。

以前は良好な仲の私たちでしたが、ここ半年ほどはもめて口げんかしてばかりいます。

私の中で母親への抵抗感が日に日に強くなっている感じなんです。

それをだんだん抑えられなくなってきました。

 

もめているとはいっても、私に非がある部分もあるし反省する気持ちがないわけではありません。

だけど、こんな親に偉そうな説教をされたくないという思いが常にあるのです。

だから素直になんて話をすることはできません。

 

これは私なりの考えなのですが、もしかしたら小さい時から母親と仲が良すぎたのかなと思っています。

友達親子という言い方がありますが、私たちはまさにそんな感じでした。

私は母親に学校や友達との悩みも全部隠さずにしゃべっていました。

 

母親も同じです。

普通ならば親が子供に話さないようなことも、母は友達に相談するように私に話してきました。

そのせいで母親の人間として尊敬できない部分を知りすぎたのかもしれません。

今では友達のお母さんなどと比較しても未熟でみっともない人間だとしか思えなくなりました。

 

こんなふうに心の中では母親をバカにしながらも同じ家で過ごさなければならないことが苦しくて仕方ありません。

そういう感じ方をしている自分も大嫌いです。

だから、母親から離れて早く自分の世界を持ちたいと思ってしまいます。

 

ただ、母親は家の中で孤立していて私ぐらいしか相手にしていません。

兄や同居している祖父とはろくに話もしていません。

父は私が6才の時に死別しています。

私が無視すると母親は誰とも話すことはできないのです。

 

本当は母親にカウンセリングを受けさせて親らしくしてこなかったことを反省させたいんのですが、そんなことを勧めたらどんなに怒り出すかわかりません。

なので、私が相談をすることにしました。

お返事をお待ちしています。

 

 

カウンセラーの返信

 

信が遅くなりました。

心理カウンセラーの新田聖人です。

ご連絡いただき、ありがとうございます。

 

今回は初めてのカウンセリングですね。

 

なので・・・

さまざまな説明を交えながら、まずは問題の大枠にアプローチします。

よろしいでしょうか?

 

では、最初に私から宣言をします。

よくお聞きくださいね。

 

私、新田聖人はあなたの気持ちをそのまま全て受け入れます。

あなたの気持ちがどんなものであっても、それを否定したりはしません。

約束します。

 

このことをしっかりと覚えておいてもらえますか?

 

そのうえで、あなたにお聞きしたいことがあるのです。

とても大事なことですので、考えてみてください。

 

あなたはご相談の中で次のように述べています。

 

「普通ならば親が子供に話さないようなことも、母は友達に相談するように私に話してきました」

 

その具体的な内容は記されていません。

ただ、あなたはお母さんから色々なことを聴いてきたのでしょう。

そして、このことがお母さんに対する今の気持ちを生み出している。

あなたはそう思っているのですね。

 

では、この文に関する質問をします。

 

お母さんが友達のようにあなたに接してきた当時。

あなたはそのことをどう感じていたのですか?

 

嬉しいと思っていたのでしょうか?

それとも、嫌な感じがしていたのでしょうか?

 

注意していただきたいのですが・・・

この質問では「今のあなた」の思いをたずねているのではありません。

 

お母さんと友達のように接していた、「当時のあなた」がどう感じていたのか。

それを問うている質問です。

 

先にお断りしておきますが、この問いの答えがご相談の中に書いてあることは承知しています。

 

「以前は良好な仲の私たちでした」

「小さい時から母と仲が良すぎた」

これらは、あなたとお母さんが以前はどのような関係であったのかを書いた記述です。

 

この文章を読めば、かつてのあなたがお母さんのコミュニケーションの取り方に批判的であったとは思えません。

 

お母さんが友達のように接してくれる。

そのことにあなたは喜びを感じていたのでしょう。

 

ならば、なぜ答えの出ている質問をあえてするのか?

それは、もう一度改めてご自分に問い直していただきたいからです。

 

お母さんと良好な関係にあった頃のあなた。

当時のあなたは、本当にその接し方を嬉しく思っていたのでしょうか?

 

じつは、その頃から不満に感じていたのではないのですか?

単に、お母さんの接し方を否定することができなかっただけなのではありませんか?

 

この質問は非常に嫌味な問いかけです。

もしかしたら、気分を害されたかもしれません。

 

ただ、これはカウンセリングのカギとなる重要な質問です。

ここを避けていては、なかなか問題解決の糸口はつかめないでしょう。

なので、しばらく集中して考えていただけませんか?

 

なお、答えの内容については気にしないでください。

正解だとか間違っているとか、そういう判断をする必要はないのです。

そもそも、正解など存在しません。

 

あなたの心を見つめたとき、そこに存在する気持ち。

それが答えなのです。

 

大切なのは、答えよりも自分への問いかけ自体。

自問することそのものが、あなたを大切な気づきへと導くでしょう。

 

なので・・・

自問する中で浮かんでくる様々な気持ちやイメージを、そのまま受け入れてください。

よろしいでしょうか?

 

では、再度お聞きします。

 

お母さんが友達のように接していた当時・・・

あなたはそれを嬉しいと思っていましたか?

 

本当は不満に感じていませんでしたか?

お母さんの接し方を否定することができなかっただけなのではないですか?

 

ゆっくりと考えていただいてから、先を読み進めてください。

 

 

新田聖人のカウンセリングとは

 

新田聖人の実際のカウンセリング方法について説明します。

 

世の中にはさまざまなメソッドを使った心理カウンセリングが多数存在しています。

それこそ、カウンセラーの数だけ方法が異なるといっても過言ではありません。

 

ただひたすら、相談者さんの言葉に耳を傾ける技法。

より積極的に話を掘り起こすメソッド。

落語家のようにしゃべり続けるカウンセラー。

中には、相談者さんにとって少しハードな方法を取るケースもあるようです。

 

では、新田聖人のカウンセリングはどうなのか。

 

あなた自身の強い意志や努力を必要とするやり方なのか。

何か大変な、心の痛みを伴うようなつらい方法なのでしょうか。

 

いいえ、違います。

 

あなたは難しい手順を踏むわけではありません。

何かを乗り越えなければできないものでもありません。

それどころか、驚くほどシンプルな方法です。

 

その具体的なやり方は・・・

あなたの中に存在する「悩みを作り出している信念」をはっきりと意識に上げる。

ただ、それだけです。

 

この「悩みを作り出している信念」とは、あなたの中に存在する思いのこと。

熱量が非常に大きく、あなたの現実に様々な影響を及ぼします。

 

その信念を見つけ出して意識するだけで、心のありように変化が起きるのです。

 

そして、信念を探し当てるのはカウンセラーの役目。

なので、あなたがすることはほとんどありません。

 

文章を最後までしっかりと読む。

質問があれば答えをさがす。

これだけでいいのです。

 

いかがですか?

とてもシンプルですよね。

ですから、肩の力を抜いて楽な気持ちでこの先を読み進めてもらって大丈夫です。

 

 

それと、もう一つだけ特色がありますので、お伝えしておきましょう。

 

それは・・・

このカウンセリングは、新田聖人の〈気づきの直観力〉をベースとしているということ。

あなたの悩みは、この〈気づきの直感力〉にもとづいて解消されていきます。

 

では、〈気づきの直観力〉とはいったい何か?

 

簡単に言えば、「頭で考えるのではなく、どこからか勝手に言葉が降りてくる感覚」です。

 

例えば、対面での臨床中において。

新田は「ひとりでに口が勝手に動いているような感覚」でカウンセリングをしています。

 

相談者さんに話をしながらも、別のもう一人の自分が「なるほど、そういうことなのかぁ」と、その内容を感心して聴いているような感覚。

 

オンラインのカウンセリングでも、それは同じです。

頭で考えて文章を書いているのではありません。

 

キーボード上で指を動かしていると、自動で言葉がつむぎ出される。

 

カウンセリングはこのようにおこなわれているのです。

 

どうでしょう。

多少なりとも納得していただけるでしょうか?

 

じつは・・・

この〈直感力〉は一般の方からすると非常に不思議に感じられるみたいなのです。

ですから、かなり説明を重ねても簡単には理解していただけません。

 

プロでスポーツをされていた人や役者さん、歌手の方などには「ああ、それ、わかります!」と言ってもらえるのですが、その他の人にはあやしく思われることのほうが多いのです。

 

なので、もしもあなたがこの〈直感力〉を信じることができなくても気にしないでください。

あなたが〈気づきの直観力〉について疑問を感じていたとしても、カウンセリングは問題なく進められます。

 

「信じなければ効果がない」といったことは全くありません。

なので、無理に信じようとしなくても結構です。

 

ちなみに、新田はこれまで延べ2万人を超える人たちのさまざまな悩みに向き合ってきました。

それと並行して、メディテーション(瞑想)や完全断食・エネルギーリーディング・アプライドキネシオロジーなどの実践研究も積極的におこなってきました。

さらに、ある表現活動を通じて、いわゆる「トランス状態」「ゾーンに入る」経験もしました。

〈気づきの直観力〉はその結果として、自然に身についたものです。

 

カウンセリングでは、この〈直観力〉を存分に活用してあなたの悩みの解消に役立てていきます。

 

 

簡単ですが、以上で新田聖人の心理カウンセリングに関しての説明を終わります。

さっそく、カウンセリングを始めていきましょう。

 

「悩みを作り出している信念」

 

これから、あなたの「悩みを作り出している信念」についてお話します。

 

先ほども述べましたが・・・

信念とは、「あなたの中に存在する思い」のことです。

その熱量はとても大きく、あなたの人生に様々な影響を及ぼしています。

 

この信念をはっきりと意識にあげて、心の状態に変化を起こす。

それが、今の現実を改善するきっかけになるのです。

 

そうは言っても、何も難しいことをするわけではありません。

お知らせした信念を、そのまま素直に受け取るだけです。

 

「ああ、そうか」

「自分はこんな思いを抱えてきたのか」

そう感じてもらうだけで充分です。

 

変化は自動的に起きますから。

 

 

では、そろそろお伝えしましょう。

あなたの悩みを作り出している信念。

それは・・・

 

「大切な人に関することは、100%全て受け入れなければならない」という信念。

別の言い方をすれば「大切な人については、どんなことも拒否するべきではない」という信念です。

 

 

この信念を読み解くとき、ある重要なポイントがあります。

それは、あなたがお母さんを「大切な人」だと認識しているということです。

 

もし、お母さんがあなたにとって大切な人でなければどうでしょうか。

この信念はまったく影響力を持ちません。

大切な人だと思っているからこそ、発動する信念なのです。

 

 

次に、このような信念が生まれた理由について。

その詳細は不明ですが、例えばこんな出来事がきっかけかもしれません。

 

家族や友達など、あなたにとって大切な人と関わる日常。

その中であなたが何かをちょっと拒否した結果、最悪の結果がもたらされました。

 

大切な友達から消しゴムを貸してくれと言われて、ついなんとなく断ってしまった。

それから、口を一切きいてもらえなくなった。

 

日曜日の朝早く遊びに来た友達。

その友人をまだ眠いからと断ったら、それから誘ってくれなくなった。

 

このようにささいなことでも、あなたにとってはひどくショックな出来事です。

 

その経験と後悔が「一切拒まずに100%受け入れるべき」という信念を教訓として定めたのでしょう。

 

 

ただ、誤解しないでいただきたい点があります。

それは、あなたが「意識的に」このような信念を持つに至ったのではないということです。

 

「大切な人に関することは、100%全て受け入れなければならない」

「大切な人については、どんなことも拒否するべきではない」

 

この信念は、座右の銘のように頭で理性的に考えたフレーズではありません。

自分でも気づかないうちに、心に定着していったもの。

意識に上ることなく、あなたの常識になったのです。

 

逆に言えば・・・

常識になってしまっているからこそ、自分では気づくことができなかったとも言えるでしょう。

 

ちなみに、この信念はお母さんだけを「大切な人」と規定しているわけではありません。

自分自身もその対象となっています。

あなたも、「大切な人」になっているのです。

 

これはどういうことか。

 

あなたは、お母さんにとっての大切な存在ですよね。

そして、あなた自身も「私はお母さんにとって大切な存在だ」と思っています。

すると、何が起きると思いますか?

 

そうです。

 

「(お母さんにとって大切な)私に関することを、お母さんは100%全て受け入れるべきだ」

「(お母さんにとって大切な)私について、お母さんはどんなことも拒否するべきではない」

 

このような気持ちが、常にあなたを支配し続けます。

すると、いったいどうなるのか。

 

「自分はお母さんに受け入れてもらえていない」とあなたが少しでも感じたら?

お母さんがあなたを拒否する態度をちょっとでも見せたら?

 

あなたは強いストレスを感じます。

そして、それが揉めごとや口喧嘩につながってしまう可能性は非常に高いでしょう。

 

熱量が大きい信念に心が支配される結果、落ち着いた対応ができなくなってしまうのです。

 

いかがですか。

説明内容はわかりましたか?

もし一回で理解しにくければ、何度か読み直していただければと思います。

 

そして、あなたの心に起きる変化を感じ取ってみてください。

その気づきが、現状を改めるとっかかりになりますから。

 

 

さて、今回はここまでにしましょう。

次回もカウンセリングを通じて、あなたのお悩みを解消していきますね。

では、失礼します。

新田聖人

 

追伸

今後のカウンセリングについてお伝えします。

2回目以降は有料です。

(ご連絡は こちら から)

 

なお、2回目お申し込みの際には『今回のタイトル』をお書き添えください。

どうぞよろしくお願いします。

ご相談はコメント欄へ。