私の話の聴き方が悪かったので夫から離婚を言い渡されてしまった【相談事例】

日前、夫から離婚を言い渡されました。

夫は38歳で私は31歳です。

婚活を進める中でなかなか相手に恵まれなかったところ、友人の旦那さんの紹介で付き合いはじめ、2か月後に婚姻届けを出しました。

結婚してから昨日でちょうど1年半になります。

夫の怒りの原因ははっきりしています。

仕事から家に帰ってきた夫の話(愚痴)への私の聞き方や言葉が悪かったのです。

夫は現在それまでの部署から慣れない営業の主任に配属されて、毎日ストレスを溜めて帰ってきます。

そして、夕食で家飲みする時にその日あったことを色々と話してくれました。

ただ、その内容のほとんどが部下への不満や愚痴でした。

「あいつは俺が言わなければ何もしない」「少し厳しく言うとすぐに不満そうな顔をする」など、とても大変だということを毎日のように話すのです。

それで私は妻として夫の味方をしてあげようと思って、一緒になって部下の悪口を言っていました。

「本当に使えない人たちだね」「今の若い人は何かというとパワハラって言うから疲れるでしょ」 などと相づちのつもりで毎晩のように言ってました。

私としては夫のためを思ってわざと一緒になって話を合わせていたのに、このことが実は気に入らなかったのだと後になってわかりました。

そんなふうに冷たい女とは思わなかった!

心の汚い女と一緒にいるのになって耐えられない!

お前が家で言ったことは忘れることはできない!

一生懸命働いてくれている仲間を、何も知らないくせにお前は口汚く悪口を言ったんだ!

今ならまだ間に合うから離婚してくれ!

お前が家を出るか俺が家を出るか、どちらにしても別れよう!

そう言われました。

確かにもっと良い話の聞き方があったんだろうと今になって思えば反省しています。

ただ、私は専門のカウンセラーでもないし少しでも夫に楽になってもらおうとしていただけなのです。

なのに私一人だけが社員さんたちの悪口を言っていたかのように言われました。

とてもショックです。

私たちが結婚する時たくさんの人が祝福をしてくれました。

その結婚がこんなことでこんなにすぐに終わるかもしれないなんて信じられません。

離婚を言い渡されるなんて思ってもみませんでした。

「いろんなことがあってもそれはお二人で乗り切るのが夫婦」と両親にも言われていたし、私もそう思っていたのに。

今もそうですが、私はまだ結婚生活に慣れていません。

夫が帰ってくるまでの時間はうまく過ごせなかったから、夫を疲れさせる部下の人たちにイライラする気持ちがあったと思います。

だから、自分で思っているよりもきつい言い方をしていたのかもしれません。

夫を傷つけてしまったことを反省してるし後悔もしてます。

やはり離婚するしかないのでしょうか。

夫の怒りを鎮める方法はないのでしょうか。

私はこれから先どうやっていけばいいのでしょうか。

教えてください。

 

カウンセラーの返信

返事遅くなりました。

心理カウンセラーの新田聖人です。

ご連絡を頂き、ありがとうございます。

 

ご相談の内容を読ませていただきました。

今回は初めてのカウンセリングなので、説明を交えながら問題の大枠にアプローチしていきます。

よろしいでしょうか?

 

最初に私から宣言をします。

よくお聞きくださいね。

 

私、新田聖人はあなたの気持ちをそのまま全て受け入れます。

あなたの気持ちがどんなものであっても、それを否定したりはしません。

約束します。

 

このことをしっかりと覚えておいてもらえますか?

そのうえで、あなたにお聞きしたいことがあるのです。

とても大事なことですので、考えてみてください。

 

ご相談の中であなたはこのように述べています。

「(夫は)夕食で家飲みする時にその日あったことを色々と話してくれました」

 

この一文が事実ならば・・・

「夫は外で酒を飲んでくるのではなく、自分と共に家で飲みながら話をした」

そういうことですよね?

 

では、お聞きします。

 

あなたの夫は、なぜ外で食事を済ませたりお酒を飲んだりしてこなかったのでしょうか?

 

あなたと一緒に夕食をとった。

あなたとお酒を飲みながら話をした。

その理由がわかりますか?

 

急にこんなことを聞かれても、困りますよね。

 

「問題の本質とは関係がないのでは?」

「そんなのどうでもいい!」

そう思われても無理はありません。

 

いずれにしても突拍子もない質問だと感じていることでしょう。

ただ、やはりどうしても気になるのです。

 

夫が部下への不満をあなた一人に打ち明けたのはなぜか?

他に愚痴をこぼす相手がいなかったのか?

どうしてもあなたが相手でなくてはならなかったのか?

 

あなたの夫はあなたに愚痴をこぼすことで何を期待していたのだろう?

部下の不満を口にしたとき、夫はあなたにどのような態度を望んでいたのだろうか?

 

もちろん、それがわからなかったからご相談いただいているのです。

そのことは重々承知しています。

 

けれど、本当はあなたも薄々思っているのではないですか?

 

部下の不満や愚痴を一生懸命共感しながら聴いてあげていた私。

そんな私をなぜ手のひらを返して責め立てるのか、と。

 

正直に言えば、あなたの夫の言動はむちゃくちゃです。

まったく筋が通っていません。

 

妻が部下の批判をすることが許せない。

ならば、初めから目の前で愚痴をこぼさなければいいのです。

 

家に帰る前に外で酒でも飲み、ストレスを発散してから帰宅する。

そうすればよかったのです。

 

けれど、夫はそうはしませんでした。

毎日のように、部下に対する不満やグチをあなたに話しました。

あなたはその話を夫のために心を込めて聞いてあげただけ。

その結果が今回のようなひどい仕打ちです。

 

なぜ夫はこのような矛盾に満ちたふるまいをするのでしょう?

どうしてあなたはこのような目にあわなければならないのでしょうか?

 

じつは、その答えはあなたの中にあります。

夫の態度が問題であるように見えますが、原因はあなたの側に存在するのです。

 

そうは言っても、勘違いはしないでください。

誰も「あなたが悪い」などと言ってはいませんよ。

 

夫が現在のような態度をとっている「原因」はあなたの中にあります。

ですが、あなたに「責任」があるわけではありません。

 

ここは大切なところなのでもう一度言います。

あなたは悪くありません。

まったく悪くないのです。

 

ただ、現在の困難を招いてしまっているのはあなたです。

正確に言えば、あなたの中に存在する信念(思い)が現状を作り出しています。

 

なので、あなたの悩みを作り出している信念をこの後お伝えします。

それを認識することが、まず必要な第一段階です。

 

とは言うものの、今ここで「さあ、これがあなたの悩みを作り出している信念ですよ」とお話ししても、おそらくピンとこないでしょう。

 

ですから、あらかじめ質問への答えをあなたに探しておいてもらうことにしました。

そのうえで、信念をお教えする。

このほうがあなたも納得しやすくなります。

 

以上のような理由で、信念については後半でお知らせすることにします。

ここでは、以下の質問の答えを見つけようと努力してみてください。

では再びお聞きします。

 

なぜ、夫はあなたと一緒に夕食をとり、お酒を飲みながら話をしたのでしょう?

愚痴をこぼす相手は、あなたが相手でなくてはならなかったのでしょうか?

 

答えを出そうと自問すること。

それ自体が立派なカウンセリングになっています。

どうぞよろしくお願いします。

 

新田聖人のカウンセリングとは

 

新田聖人の実際のカウンセリング方法について説明します。

 

世の中にはさまざまなメソッドを使った心理カウンセリングが多数存在しています。

それこそ、カウンセラーの数だけ方法が異なるといっても過言ではありません。

 

ただひたすら、相談者さんの言葉に耳を傾ける技法。

より積極的に話を掘り起こすメソッド。

相談者さんの話はほとんど聴かず、落語家のようにしゃべり続けるカウンセラー。

中には、相談者さんにとってハードな方法を取るケースもあるようです。

 

では、新田聖人のカウンセリングはどうなのか。

 

あなた自身の強い意志や努力を必要とするやり方なのでしょうか?

何か大変な、心の痛みを伴うようなつらい方法なのでしょうか?

 

いいえ、違います。

 

あなたは難しい手順を踏むわけではありません。

何かを乗り越えなければできないものでもありません。

それどころか、驚くほどシンプルな方法です。

 

その具体的なやり方とは、

1 あなたの中に存在する「悩みを作り出している信念」をはっきりと意識に上げる。

2 その信念に関する「二択の質問」に答える。

ただ、それだけです。

 

「悩みを作り出している信念」を探し当てる作業はカウンセラーである新田の役目です。

「二択の質問」を投げかけるのも、新田が行います。

 

つまり、実際にあなたがすることはほとんどありません。

この文章を最後までしっかりと読み、質問があれば答えを考える。

それだけでいいのです。

 

どうでしょう、とてもシンプルですよね?

ですから、肩の力を抜いて楽な気持ちでこの先を読み進めていってもらって大丈夫です。

 

それと、もう一つだけ特色がありますので、お伝えしておきましょう。

 

それは、このカウンセリングが新田聖人の〈気づきの直観力〉をベースとしておこなわれているということです。

あなたの悩みは、この〈気づきの直感力〉にもとづいて解消されていきます。

 

では、〈気づきの直観力〉とはいったい何か?

 

簡単に言えば、「頭で考えるのではなく、どこからか勝手に言葉が降りてくる感覚」です。

 

例えば、対面での臨床中。

新田は「ひとりでに口が勝手に動いているような感覚」でカウンセリングをしています。

相談者さんに話をしながらも、別のもう一人の自分が「なるほど、そういうことなのかぁ」と、その内容を感心して聴いているような感じです。

 

このオンライン心理カウンセリングにおいても、それは同じです。

頭で考えて文章を書いているのではありません。

 

キーボード上で指を動かしていると、自動で言葉がつむぎ出されている。

 

カウンセリングはこのように行われているのです。

 

どうでしょう。

多少なりとも納得していただけるでしょうか?

 

じつは、この〈直感力〉は一般の方からすると非常に不思議に感じられるようで、かなり説明を重ねても簡単には理解していただけません。

 

プロでスポーツをされていた人や役者さん、歌手の方などには「ああ、それ、わかります!」と言ってもらえるのですが、その他の方にはあやしく思われることのほうが多いのです。

 

なので、もしもあなたがこの〈直感力〉を信じることができなくても気にしないでください。

あなたが〈気づきの直観力〉についてどんなふうに思っていても、カウンセリングは問題なく進められます。

 

「信じなければ効果がない」といったことは全くありません。

なので、無理に信じようとしなくても結構です。

 

ちなみに、新田はこれまで延べ2万人を超える人たちのさまざまな悩みに向き合ってきました。

それと並行して、メディテーション(瞑想)や完全断食・エネルギーリーディング・アプライドキネシオロジーなどの実践研究も積極的におこなってきました。

さらに、ある表現活動を通じて、いわゆる「トランス状態」「ゾーンに入る」経験もしました。

〈気づきの直観力〉はその結果として、自然に身についたものです。

 

カウンセリングでは、この〈直観力〉を存分に活用してあなたの悩みの解消に役立てていきます。

 

以上、簡単ですが、新田聖人の心理カウンセリングに関しての説明を終わります。

さっそく、カウンセリングを始めていきましょう。

 

「信念」と「二択の質問」

 

これから、あなたの「悩みを作り出している信念」についてお伝えします。

 

前半部分で、私はこうお話しました。

 

「あなたは全く悪くない」

「けれど、現在の困難を招いてしまっているのはあなたです」

 

そして、その原因が信念にあることもお知らせしてあります。

 

これからお伝えする信念を明確に認識すること.

それは、何にもまして重要です。

自分が心に抱えている思いを把握して、しっかりと意識にあげる。

それこそがあなたの問題をクリアにするきっかけになるのです。

 

では、お伝えしましょう。

あなたの悩みを作り出している信念。

それは・・・

 

「相手が聞きたいと思っていることを話すべきである」という信念。

言い換えれば、「自分が話したいことを話すのはいけないことだ」という信念です。

 

ここで、まず知っておいていただきたいことがあります。

重要なのでよく聞いてください。

よろしいですか?

 

この信念が向けられている対象。

それは「自分」だけではありません。

「他者」に対しても向けられているのです。

 

順を追って説明していきましょう。

 

まずは、信念が自分に対して向けられている場合について。

 

「『私』は相手が聞きたいと思っていることを話さなければならない」

こういう気持ちがあなたの中にはあります。

 

あなたが〇〇さんと話をしているとしましょう。

その時、あなたの心の中には次のような思いが出てきています。

「私は、〇〇さんが『聞きたいと思っている事柄』を話さなければならない」

 

そして、その結果としてこういう会話が生まれることになります。

 

〇〇さんが「自分をほめてほしい」と言ってほしいように感じたら・・・

「〇〇さんってスゴイね」とほめてあげる。

 

〇〇さんが「Aさんの悪口を言ってほしい」と思っているようならば・・・

「Aさんってなんか嫌な感じだよね」とけなしてあげる。

 

当然ながら、信念に従って口にする内容があなたの本音であるとは限りません。

 

ここまではよろしいですね?

きっとあなたには思い当たるふしがあると思います。

 

次にこの信念が他者に向けられた場合。

つまり、あなたとコミュニケーションを取っている誰かが対象になるケースです。

それはこういう形をとります。

 

「〇〇さんは、〇〇さんの話している相手(つまり、あなた)が聞きたいと思っていることを話すべきだ」

 

ややこしいので、もう少しわかりやすく言いましょう。

「〇〇さんは、私(=あなた)が聞きたいと思っていることを話すべきだ!」

「〇〇さんが話したいことを話すのはいけないことだ!」

信念の対象が他者になると、このような気持ちがあなたの中に生まれます。

 

さて、ここで思い返してみてください。

 

夫はあなたに部下への愚痴をこぼしていました。

では、その愚痴は「あなたが聞きたいこと」だったでしょうか?

つまり、夫は「あなたの聞きたいこと」を話していたでしょうか?

 

そうです。

夫はあなたが聞きたいことなど話してはいませんでした。

自分が話したい不満や愚痴を話していただけです。

 

「自分が聞きたいことはそんなことではない」

「そんな話は聞きたくない」

あなたはむしろそう感じていたのではないですか

 

あなたが聞きたいことを話さない夫。

聞きたくもない部下への不満や愚痴ばかりを話す夫。

すなわち、夫は自分が話したいことばかり話していました。

 

そしてそれは、あなたの信念に明らかに反することでした。

 

「相手が聞きたいと思っていることを話すべきである」

「自分が話したいことを話すのはいけないことだ」

 

夫はこの信念とは真逆のことをしていたのです。

その状況は、あなたにとっては非常に耐え難かったと思います。

 

けれど一方で、あなたの中の信念は次のような形でも作用しました。

「相手が聞きたいと思っていることを、私は話すべきである」

 

ですから、あなたは「夫が聞きたいと思っているはずの内容」の話をしたのでしょう。

夫は「部下への悪口」を聴きたいはずだ。

あなたはそう思ったから、それを口にしたのです。

 

しかし、信念の一面だけに従うことはできませんよね?

 

自分の聞きたいことは聞かずに、相手の話したいことだけを聞いてあげる。

自分が聞きたくないことを聞き続けて、相手の言いたいことだけを話してあげる。

 

それはやはり無理があったようです。

 

結果、どういう事態になったのか。

あなたは過剰に夫に話を合わせることになります。

夫があなたに望んでいる以上に、話を合わせすぎてしまったのです。

 

そして、夫以上に部下の人たちを激しく非難してしまった。

夫があなたに望んでいた共感や同情レベルの言葉。

それよりずっと激しい言葉を、あなたは口にしていたのだと思います。

 

その結果、夫はあなたに対して現在のような感情を抱いてしまったのでしょう。

 

もちろん、これはひどい話です。

妻に自分と話を合わせるよう望んでおいて、それが自分の予想以上に激しいものだったからといって毛嫌いするようになる。

本当に身勝手です。

何度も言いますが、あなたが悪いわけではありません。

 

ただ、少し冷静に考えてみてください。

そもそも、あなたの心にこのような信念が存在しなければどうだったのか。

 

おそらく事態は変わっていたと思います。

この信念が存在しなければ、夫のグチにそこまで付き合うことはしなかったでしょう。

 

「相手が聞きたいと思っていることを話すべきである」

「自分が話したいことを話すのはいけないことだ」

 

この思いがあったからこそ、夫の不満やグチに対して自分も同じような言葉で返したのですから。

 

・・・さて、今あなたはどう感じているでしょうか?

 

「だったらこれからどうすればいいの?」

「この信念がある限り、自分は何も変わらないのではないか」

そんな絶望を感じているかもしれません。

 

ですが、心配しないでください。

この信念はすでにあなたの中で薄まっていこうとしています。

これまでのように強すぎる力はもう持っていません。

 

なぜなら、今のあなたはこの信念をはっきりと意識することができているからです。

明確に意識化された信念は、必要以上の力を持つことはありません。

本人が気づかずに影から影響力を与えている場合にのみ、異常に強い力を発揮してしまうのです。

 

ですから、どうぞ安心してください。

そして、あなたの心の変化が引き起こす現実への影響を見守っていてください。

現状を改善するきっかけがきっと見つけられるでしょう。

 

よろしいですね?

 

では、今回の締めにもうひとつだけ質問をします。

大事な「二択の質問」です。

 

「相手が聞きたいと思っていることを話すべきである」

「自分が話したいことを話すのはいけないことだ」

 

この信念について、あなたの気持ちは「 A 」と「 B 」どちらに近い(近かった)と思いますか?

 

A「私はこの信念を持ち続けられる人でありたいし、きっと持ち続けることができるはずだ」

B「この信念を持ち続けることで周りに認めてほしい、誰かがほめてくれるに違いない」

 

この質問における正解は「あなたが出した答え」です。

あなたの答えが、あなたにとって正しい答えです。

ですから、 ゆっくりと自分の心を見つめながら、答えを探していただければと思います。

 

さあ、今回はここまでにしましょう。

次回もカウンセリングを通じて、あなたのお悩みを解消していきますね。

失礼します。

新田聖人

 

追伸

今後のカウンセリングについてお伝えします。

2回目以降は有料です。

(ご連絡は こちら から)

 

なお、2回目お申し込みの際には、今回の『タイトル』をお書き添えください。

どうぞよろしくお願いします。

ご相談はコメント欄へ。