会社でのキャリアが足踏み状態で周りを見ると焦りがつのる【相談事例】

めまして。

どうぞよろしくお願いいたします。

35歳の男です。

大学を卒業してからそれなりにキャリアを積んできたつもりでしたが、ここ数年は足踏み状態で周りの同期を見ていると焦りが募って仕方ありません。

特に海外支社への赴任が決まった同期に対しては強いジェラシーを感じ、そんな自分がまた情けなく感じております。 

これからの厳しい時代、自分のような人間が生き残っていけるのかどうかそれだけのスキルが自分にあるのか不安でたまりません。

大学時代の友人と飲んだ時にも、相手が生き生きとして仕事の話をしているのを聞いていると心が落ち着かなくなり、一人になってから深く落ち込んでしまいます。

会社自体には大きな不満もなく単純に自分の仕事に対する向き合い方や能力の問題だと思っています。

これからさらに年齢を重ねていく中で、今のような状態でいては生き残っていくことはできません。

もっと自信を持って、他人の輝きを心から賞賛してあげられるような人間になるためにはどうしたらいいのか。

それを知りたいと思っています。

 

カウンセラーの返信

返事遅くなりました。

心理カウンセラーの新田聖人です。

ご連絡を頂き、ありがとうございます。

 

ご相談の内容を読ませていただきました。

今回は初めてのカウンセリングなので、説明を交えながら問題の大枠にアプローチしていきます。

よろしいでしょうか?

 

最初に私から宣言をします。

よくお聞きくださいね。

 

私、新田聖人はあなたの気持ちをそのまま全て受け入れます。

あなたの気持ちがどんなものであっても、それを否定したりはしません。

約束します。

 

このことをしっかりと覚えておいてもらえますか?

そのうえで、あなたにお聞きしたいことがあるのです。

とても大事なことですので、考えてみてください。

 

あなたはご相談の4行目で次のように述べています。

「大学を卒業してからそれなりにキャリアを積んできたつもりでしたが」

「ここ数年は足踏み状態で周りの同期を見ていると焦りが募って仕方ありません」

 

この文章で気になったのは次の一文です。

「大学を卒業してからそれなりにキャリアを積んできたつもりでした」

これはおそらく、嘘いつわりのない真実を書いていただいているのだと思います。

 

ただ、私が疑問に思う部分が一点あります。

それは・・・

 

なぜあなたは「それなりに」という言葉を使ったのかということです。

 

単なる謙遜として、なにげなく書いたのですか?

あなたの中の自信のなさが顔をのぞかせたのでしょうか?

もしくは、「しっかりと十分に」という強調の意味として使っている可能性もあります。

 

いずれにしても、なぜ自分が「それなりに」という言葉を使ったのか。

それをあなたに考えてもらいたいのです。

 

ここまで読んで、あなたはこんな疑問を感じているかもしれません。

「そんなことが何でカウンセリングと関係があるんだ?」

「本当にこんな細かいところが大事なのか?」

 

けれど、「神(真実)は細部に宿る」という言葉がありますよね。

こういう部分に重要な問題点が隠されていることは少なくないのです。

ですから、もう少し話を続けさせてください。

 

「それなりに」という日本語が使われるとき、そこに隠されている思いがひとつあります。

 

それは、「もっとできたのではないか?」という気持ちです。

 

それなりに、よくできた商品。

それなりに、頑張っていた。

それなりに、美味しくできました。

 

これらの文章にはすべて、後ろに注釈もしくは後悔の気持ちを入れることが可能です。

 

それなりに、よくできた商品(でも、もっと良くできたのかもしれません)

それなりに、頑張っていた(でも、もっと頑張れたのかもしれません)

それなりに、美味しくできました(でも、もっと美味しくできたのかもしれません)

 

少なくとも次の言葉に比べると、何かしら足りていないという思いが多少なりとも感じられます。

 

最高に、よくできた商品。

限界まで、頑張っていた。

極上に、美味しくできました。

 

あなたは「それなりに」キャリアを積んでいた。

けれど、ここ数年は足踏み状態だと述べています。

 

では、仮に「それなりに」ではなかったら?

「めいっぱい」

「出来る限り」

「最高に」

そういう努力をしてキャリアを積んでいたならば、どうでしょうか?

 

この場合、客観的な事実でなくてもかまいません。

 

 

大学を卒業してからの自分をどう見るか。

「自分はめいっぱい出来る限り、最高の努力をしてきた」

あなた自身がそうとらえているならば、どうでした?

 

現在の自分について、ご相談内容のようなことを感じていたでしょうか?

 

この質問は、あなたに対してだけの質問。

答えを知っているのはあなたのみです。

正確に言うと「答えを出せるのはあなただけ」なのです。

 

なので、私がこの質問の正解を知っているわけではありません。

私ができるのはあなたに問いかけること。

それだけです。

 

すべての答えはあなたの中にあります。

だからこそ、もう一度自問していただけますか?

 

なぜあなたは「それなりに」という言葉を使ったのでしょう?

 

新田聖人のカウンセリングとは

 

新田聖人の実際のカウンセリング方法について説明します。

 

世の中にはさまざまなメソッドを使った心理カウンセリングが多数存在しています。

それこそ、カウンセラーの数だけ方法が異なるといっても過言ではありません。

 

ただひたすら、相談者さんの言葉に耳を傾ける技法。

より積極的に話を掘り起こすメソッド。

相談者さんの話はほとんど聴かず、落語家のようにしゃべり続けるカウンセラー。

中には、相談者さんにとってハードな方法を取るケースもあるようです。

 

では、新田聖人のカウンセリングはどうなのか。

 

あなた自身の強い意志や努力を必要とするやり方なのでしょうか?

何か大変な、心の痛みを伴うようなつらい方法なのでしょうか?

 

いいえ、違います。

 

あなたは難しい手順を踏むわけではありません。

何かを乗り越えなければできないものでもありません。

それどころか、驚くほどシンプルな方法です。

 

その具体的なやり方とは、

1 あなたの中に存在する「悩みを作り出している信念」をはっきりと意識に上げる。

2 その信念に関する「二択の質問」に答える。

ただ、それだけです。

 

「悩みを作り出している信念」を探し当てる作業はカウンセラーである新田の役目です。

「二択の質問」を投げかけるのも、新田が行います。

 

つまり、実際にあなたがすることはほとんどありません。

この文章を最後までしっかりと読み、質問があれば答えを考える。

それだけでいいのです。

 

どうでしょう、とてもシンプルですよね?

ですから、肩の力を抜いて楽な気持ちでこの先を読み進めていってもらって大丈夫です。

 

それと、もう一つだけ特色がありますので、お伝えしておきましょう。

 

それは、このカウンセリングが新田聖人の〈気づきの直観力〉をベースとしておこなわれているということです。

あなたの悩みは、この〈気づきの直感力〉にもとづいて解消されていきます。

 

では、〈気づきの直観力〉とはいったい何か?

 

簡単に言えば、「頭で考えるのではなく、どこからか勝手に言葉が降りてくる感覚」です。

 

例えば、対面での臨床中。

新田は「ひとりでに口が勝手に動いているような感覚」でカウンセリングをしています。

相談者さんに話をしながらも、別のもう一人の自分が「なるほど、そういうことなのかぁ」と、その内容を感心して聴いているような感じです。

 

このオンライン心理カウンセリングにおいても、それは同じです。

頭で考えて文章を書いているのではありません。

 

キーボード上で指を動かしていると、自動で言葉がつむぎ出されている。

 

カウンセリングはこのように行われているのです。

 

どうでしょう。

多少なりとも納得していただけるでしょうか?

 

じつは、この〈直感力〉は一般の方からすると非常に不思議に感じられるようで、かなり説明を重ねても簡単には理解していただけません。

 

プロでスポーツをされていた人や役者さん、歌手の方などには「ああ、それ、わかります!」と言ってもらえるのですが、その他の方にはあやしく思われることのほうが多いのです。

 

なので、もしもあなたがこの〈直感力〉を信じることができなくても気にしないでください。

あなたが〈気づきの直観力〉についてどんなふうに思っていても、カウンセリングは問題なく進められます。

 

「信じなければ効果がない」といったことは全くありません。

なので、無理に信じようとしなくても結構です。

 

ちなみに、新田はこれまで延べ2万人を超える人たちのさまざまな悩みに向き合ってきました。

それと並行して、メディテーション(瞑想)や完全断食・エネルギーリーディング・アプライドキネシオロジーなどの実践研究も積極的におこなってきました。

さらに、ある表現活動を通じて、いわゆる「トランス状態」「ゾーンに入る」経験もしました。

〈気づきの直観力〉はその結果として、自然に身についたものです。

 

カウンセリングでは、この〈直観力〉を存分に活用してあなたの悩みの解消に役立てていきます。

 

以上、簡単ですが、新田聖人の心理カウンセリングに関しての説明を終わります。

さっそく、カウンセリングを始めていきましょう。

 

「信念」と「二択の質問」

 

これから、あなたの「悩みを作り出している信念」についてお伝えします。

 

この信念の内容ですが、すでにあなたは薄々気づいている可能性があります。

なぜなら、あなたを気づきに導く質問を前半でお話しているからです。

 

ただ、それをはっきりと意識にあげることはまだできていないと思います。

なので、ここで明確に意識化する。

その心づもりでしっかりとお聞きいただければと思います。

 

では、お伝えします。

あなたの悩みを作り出している信念。

それは・・・

 

「人は持って生まれた器の範囲内で、分相応に生きていくべきだ」という信念。

つまり、「身の程をわきまない、能力を超えた上昇志向など持ってはいけない」という信念です。

 

どうでしょう。

思い当たるふしはありますか?

それとも、信じられない内容でしょうか?

 

他の人の活躍をうらやましく感じる。

向上心を持って仕事に臨みたいと願っている。

そういうあなたの悩みとは、むしろ正反対の信念のように思われるかもしれません。

 

でも、冷静に考えてみてください。

 

分相応に身の程をわきまえて、上昇志向など持たずに生きていく。

そうできれば、気持ちが大きくゆらぐことはないでしょう。

心穏やかに生きていくことができます。

 

自分のことだけではありません。

他人に対しても余計なジェラシーを感じなくなりますよね?

静かで平和な生き方を望むならば、何も不自然な信念ではないことがわかるかと思います。

 

ただ、もう一度よくこの信念を読んでみてください。

 

「人は持って生まれた器の範囲内で、分相応に生きていくべきだ」

「身の程をわきまない、能力を超えた上昇志向など持ってはいけない」

 

この信念は「長くさまざまな経験をした結果、あなたがたどり着いた境地」なのでしょうか?

いいえ。

そうではありません。

 

なぜなら・・・

「分相応に生きていくべきだ」

「上昇志向など持ってはいけない」

このように、「ねばならない」という思いが色濃く出ているからです。

 

「こういった生き方が自分には一番合うんだなあ」

色々と経験したすえに、自分なりの真実に気づく。

そういう人は「ねばならない」とは思いません。

 

「分相応に生きていくのがいい」

「上昇志向など持つ必要はない」

自然にそう思うだけでしょう。

 

そういう意味では、あなたの信念は不自然です。

ただ、その不自然さの中にはあなたの決意もうかがえます。

また、そう考えなければならなかった経緯や理由も存在するのだと思います。

 

なので、この信念を悪いイメージではとらえないでください。

すべての信念は、その時々の必要があって人々の中に存在しているのです。

 

また、信念の作用は良い方向へも悪い方向へも影響します。

一見、あなたの向上心を阻害するかのように見えるこの信念も同じです。

 

周りとの競争によってむやみに傷つくことがないように、あなたを守る。

こんな働きをしていた時期もきっとあったのです。

 

社会という荒波を乗り切ろうと頑張っている。

そんなあなたをずっとガードしてくれていたのでしょう。

 

そう考えると、よりフラットな気持ちで自分の中の信念を見つめることができませんか?

 

さて、今回のカウンセリングもそろそろ締めに入りましょう。

最後に大切な「二択の質問」をさせていただきます。

この問いも、信念に関係するものです。

では、お聞きします。

 

「人は持って生まれた器の範囲内で、分相応に生きていくべきだ」

「身の程をわきまない、能力を超えた上昇志向など持ってはいけない」

 

この信念について、あなたの気持ちは「 A 」と「 B 」どちらに近い(近かった)と思いますか?

 

A「私はこの信念を持ち続けられる人でありたいし、きっと持ち続けることができるはずだ」

B「この信念を持ち続けることで周りに認めてほしい、誰かがほめてくれるに違いない」

 

この質問における正解は「あなたが出した答え」です。

あなたの答えが、あなたにとって正しい答えです。

ですから、 ゆっくりと自分の心を見つめながら、答えを探していただければと思います。

 

さあ、今回はここまでにしましょう。

次回もカウンセリングを通じて、あなたのお悩みを解消していきますね。

失礼します。

新田聖人

 

追伸

今後のカウンセリングについてお伝えします。

2回目以降は有料です。

(ご連絡は こちら から)

 

なお、2回目お申し込みの際には、今回の『タイトル』をお書き添えください。

どうぞよろしくお願いします。

ご相談はコメント欄へ。